電気使用量をカウントする電力メーターが、
「スマートメーター」という新しいタイプの装置に切り替わりつつあるのをご存知でしょうか。
従来のアナログ式メーターでは
月に一度検針員が直接確認する必要がありましたが、
スマートメーターには通信機能が備わっていて、
30分ごとに電力会社が電気使用量を確認できるのだそうです。
この数値はスマホアプリやパソコンで確認することもできるため
「電気の見える化」が実現します。
もうひとつの特徴としてブレーカーの作動の仕方も変わります。
これまでは契約容量以上の電気を一度に使用して
「電流超過」となるとブレーカーが落ちるようになっていましたが、
スマートメーターの場合は、一時的にブレーカーが落ちて停電状態になっても、
約10秒後に自動で復旧するようになっているとのことです。
このようなスマートメーターの取り付け工事は、
居住地域の大手電力会社が行い、無料で設置してくれます。
ただし、このスマートメーター交換に便乗した詐欺まがいの怪しい勧誘もあるようです。
「メーターを交換すると電気料金が今よりも安くなる」と、
電力の契約切替を勧めてくるようですので、
電話勧誘や訪問を受けた際には注意しましょう。
近所の太陽光発電のお宅では、
スマートメーターの交換には停電が発生することと、立ち合いが必要だと言われたとのことで、
「詐欺では?」と不安になり、お問い合わせを頂きました。
太陽光発電の場合、通常の電気メーター以外に太陽光の売電メーターが設置されてますが、
それが双方向計量機能付きのスマートメーター1台に交換となります。
そのことをお伝えし、
昨日、無事スマートメーターへの交換が終わったとのことでした。
もちろん、電力会社切替契約の話もなく、作業の費用も無料だったそうです(^^)
木更津市内も順次スマートメーターへの交換が行われています。
交換の際は事前に連絡がありますが、原則として立会は不要なので、
スマートメーターに切り替わっているお宅もあることと思います。
このスマートメーターについての質問等は電力会社にて対応していますので、
ぜひ「電気の見える化」を体感してみてはいかがでしょうか。